※この記事は後半から少しネタバレを含みます。
『人類史上、私以上にファイト・クラブを観た人はいないんじゃないか?』そう思えるくらい、もう何度も繰り返しこの映画を観ました。
人の人生に於いて、これ程までに繰り返し見ることが出来る映画は他に無いと思います。
そんなファイト・クラブ大好き一般人の私が紹介するんだから、この記事を読めば映画ファイト・クラブを見るべきか否かが一目で分かります。
もし、未だファイト・クラブを見たことが無く、見ようかどうか悩んでいる大バカ者は、是非最後まで読んでって下さい!
映画ファイト・クラブは見るべきか否か
20代、30代の男性は、いいから黙って観ろっ!
LGBTが叫ばれる昨今においては、何をもって男性と定義するか難しい時代になりましたが、自分が該当すると思った方は、もう迷わずみて下さい。
決して後悔しいないはずです。
とは言え、このカテゴリーに属さない層には少し受け入れられないかもしれません。
当の本人である私も、初めてこの映画を見たのは10代の時でしたが、ファーストインプレッションは『はぁ~??』って感じでした。
20代になって働き出してくらいで、ようやくファイト・クラブの魅力に気付けたって感じなので、今現在10代の方はもう暫くお待ち下さい。
あなたの人生の経験が映画ファイト・クラブの魅力を引き立たせてくれるはずです!
これで、ファイト・クラブを観るべきか否かが一目で分かったと思いますので、以降でファイト・クラブの魅力や見所を紹介していきたいと思います。
まずは簡単に映画ファイト・クラブを紹介
映画ファイト・クラブを簡単にまとめると、
- 公開:1999年12月
- 監督:デヴィッド・フィンチャー(監督の4作目?くらいの作品)
- 出演者:ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ・ポナム=カーター
- 時間:2時間19分
ということで、もう20年以上前の作品になるんですね。(記事作成は2022年)
監督はセブンや近いとこではゴーン・ガールでおなじみのデヴィッド・フィンチャー監督。
主演はブラピことブラッド・ピットとエドワード・ノートンのW主演?、ヒロインはヘレナ・ポナム=カーターという、今では考えられないような豪華な顔ぶれの映画です。
めちゃくちゃ簡単にあらすじを説明すると、
『消費社会の奴隷と化したエドワード・ノートン演じる主人公の“僕”が、自分と価値観が正反対のブラピ演じるタイラー・ダーデンと出会い、タイラーと作ったファイト・クラブを通じて本当の自分を解放していき、衝撃のラストを迎える』
みたいな感じですかね?まあ、いわゆる『破壊と創造』がテーマの作品です。
私の独断と偏見で選ぶファイト・クラブの名シーン
この映画の魅力は何と言っても主人公の“僕”の成長を通じて、“価値”を再認識させてくれるところです。
現代人は、如何に作られた価値観や理想像に踊らされていることか。
私が好きなシーンをいくつか紹介するので、映画ファイト・クラブの世界観を感じてみて下さい!
『あれが理想の男か?』『ワークアウトは自慰行為だ、男は自己破壊を』
ジムの広告のモデルを見た“僕”とタイラーの発言です。これこそ作られた価値観への否定ですよね?
『職業が何だ?、財産が何の評価に?、車も関係ない、人は財布の中身でも、ファッションでもない』
私の解釈ではタイラーが視聴者に語りかける、今で言うメタ発言とも取れる印象的なシーンです。
『テレビは言う、君も明日は億万長者かスーパースター・・・、大嘘だ、その真実を知って俺たちはムカついている』
これはファイト・クラブのメンバーにタイラーが語りかけるシーンで、共感し過ぎて胸熱な展開です!
『全てを失って、真の自由を得る』
これは、タイラーが“僕”の手を焼くシーンのセリフ。
最早、この物語そのものを表してると言っても過言では無い、消費社会へのアンチテーゼではないでしょうか?
そして、物語の最後に自己を解放した“僕”が資本主義の崩壊をバックにヒロインのマーラに話しかけるシーン、
『心配するな、これからはすべてよくなる』
2時間ちょっと観て最後にこのセリフを聞いて、何度明日への活力を得たことか。
最後にまとめ
まあ、パッと聴きは厨二感満天の作品に聴こえてしまうかもしれませんが、作品に没頭する事でそんなことは直ぐに消し飛びます。
それを狙ってか主人公には名前がありません。
私の説明が“僕”になっているのもその為なんですね。
そんな一風変わった作品なので、よかったら是非是非ご視聴してみて下さい。
U-NEXTで無料で見れますよ!
ではまた(^^)/
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