映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は観るべきか?レビュー・感想

※この記事は後半から少しネタバレを含みます。

日本が世界に誇る宇宙SF映画と言ったらテラフォーマーズかSPACE BATTLESHIP ヤマトの2択ですよね?

ってか、思いつく限りこの2つしかありません。

どちらも駄作として有名な映画ですが、私はある1点に特化して考えると、SPACE BATTLESHIP ヤマトはとても見所のある作品では?と思っています。

ということで、この記事では言わずと知れた『宇宙戦艦ヤマト』を日本のSF技術を集結して実写化に成功した映画、SPACE BATTLESHIP ヤマトを紹介していくので、もし興味を持って頂けたら、最後まで読んでいって下さい。

目次

映画SPACE BATTLESHIP ヤマトは観るべきか否か

責任ある立場とは何なのか?気になる人には一見の価値あり!

・・・とは言え、紹介しといてなんですが、正直率先して観ることもないかな?とは思います。

冒頭で書いたテラフォーマーズにしろ今回紹介しているSPACE BATTLESHIP ヤマトにしろ、興味があって時間もある人は原作をお勧めします。

時間もないし、要点だけサクッと吸収したい人には丁度良い映画かもしれません。

簡単に映画SPACE BATTLESHIP ヤマトを紹介

映画SPACE BATTLESHIP ヤマトを簡単にまとめると、

  • 公開日:2010年12月1日
  • 監督:山崎貴
  • 出演者:木村拓哉、黒木メイサ
  • 時間:2時間18分

ということで、当時40歳近く(じゃないかな?)のキムタクが原作では18歳の古代進を演じるという、もはや大人が子供の遊びに全力で取り組んだ感じの映画となってます。

あらすじは書くまでも無いほど原作が有名な話ですが、『ガミラス星人の侵略により地上が放射能に汚染され、人類に残された時間も残り僅かとなってしまった地球が舞台。残された人類の為に、宇宙の遙か彼方にあるイスカンダルへ放射能除去装置を求めて古代進たちが宇宙戦艦ヤマトで旅立つという冒険活劇』って感じですかね?

SPACE BATTLESHIP ヤマトを通じて学ぶ上司の心

私がSPACE BATTLESHIP ヤマトで印象に残ったところは、物語の冒頭で主人公の古代進が、宇宙戦艦ヤマト艦長の沖田一三に殴り掛かるシーンがあります。

『あんたが艦長の沖田か?』

『あんたはゆきかぜを盾にして逃げたんだってな?』

『ゆきかぜの艦長、古代守は俺の兄貴だ!』

『あんたは俺の兄貴を盾にして、防衛艦隊を全滅させて、自分はこうやってのうのうと生きてんのか?』

『恥ずかしくないのか?』

自分の兄貴の仇とばかりに、数々の無礼・暴言を浴びせかけていました。

その後、沖田館長が体調を崩し古代進が艦長代行を任されて間も無く敵襲に襲われます。

古代艦長代理の好采配で敵を迎撃したかに見えましたが、レーダーに映らないステルス機が第3艦橋に取り付き自爆寸前の絶望的な状況に陥ります。

退避はもう間に合わず、早くしないとヤマト自体が蒸発してしまうと周りのクルーからも早急な指示を求められた古代艦長代行は、

『雪、ミサイルを打て。第3艦橋を切り離せ。』

『命令だっ!撃てっ!』

このように命令を下します。

第3艦橋のクルーを盾にして自分は生き残るという、あれほどまでに非難していた沖田艦長と同じことをする訳なんですね。

このことから私は責任ある立場の人が責任ある判断を下すということは、綺麗事だけでは済ませられないことなんだなと学びました。

最後にまとめ

ということで如何でしたでしょうか?

多くの人達は、やれ課長が〜とか部長が〜とか、挙句の果てには岸田が〜とか言ってみたりしてますが、どれだけの苦悩や葛藤の末の判断だったのか?と思いを馳せるのもまた一興だと思います。

多くの人にとっては、同じ立場に立てば同じことをするに決まってますから。

『暗いと不平を言うよりも、進んで明かりを点けましょう』お後がよろしいようで。

ではまた(^^)/

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